※現在はセキスイハイムと正式に契約していますが、以前、一条工務店と仮契約していました。
今日は、その顛末を書いてみたいと思います。
一条工務店で、i-smart2が安く(坪単価据え置きで)買える、という情報をもらった一週間後の話です。
ミサワホームのバスツアーに参加しました。
先日お話しした通り、入居者宅もぱっとしなかったし、バスにも置いて行かれたし・・・あまりパッとしない内容だったんですが、ミサワホームバスツアー後にどうしても打ち合わせしたいと一条工務店の営業マンが連絡してきました。
この日はバスツアーの後にFP相談の予定も入っていたので、ちょっと難しい旨を伝えたのですが、何時になってもいいからどうしても時間が欲しいとのことで、FP相談の後に一条工務店へ行きました。
一条工務店にいくと、営業マンが突然次のことを切り出しました。
まずi-smart2が出ること。
i-smart2では更に家の性能が上がること。
でもそのi-smart2は坪単価が2~3万円高くなること。
それを伝えた後で、その営業マンが、一枚のキャンペーンチラシをちらつかせました。
なんとそのキャンペーンでは、もうすぐ高くなるはずのi-smart2が現在のi-smartと同じ価格で買えるとのことでした。
ここまでは、先週にもちらっと聞いていた話でした。
営業マン「キャンペーンは、実は今日までなんです」
私たち「そうなんですか!」
営業マン「坪単価を据え置きにするためには、今日、このチラシにサインをしてもらわなくてはなりません。また、このチラシとは別の書類にもサインをしてもらわなくてはなりません。」
私たち「わかりました(チラシに名前をカキカキ)。(チラシに名前を書いたあと)よろしくお願いいたします!」
営業マン「じゃあ、次はコレにお願いします」
と言って出してきたのは、「建築工事請負仮契約書」でした。
私たち「こ、これは?」
営業マン「仰々しい名前がついた書類ですが、形式上こういう名前がついているだけで、やめたくなったらいつでもやめられるものですので、お気軽にお考えください。」
私たち「はあ。」
チラシに名前を記入してキャンペーンに応募しておきさえすれば、価格据え置きでi-smart2が買えるのだと思っていた私たちは、書類上の「仮契約」という文字を見て戸惑いました。
営業マン「まず、間取りを作ってきたので、見てもらってもいいですか?」
私たち「はい。」
※ちょっと期待が膨らみます。
営業マン「自分の知り合いのピアノの先生に聞いたところ、ピアノ室は広くないと音が反響して大変らしいので、ちょっと広めに設定しました。」
と言って、ピアノ室として彼が指さす部屋には、「和室」と書いてありました・・・
営業マン「この和室をピアノ室にしてみてはどうでしょうか。」
私たち「なるほど。」
私たち「2階の子供たちの部屋なんですが、娘2人の部屋を最初は1部屋にしておいて、将来的に仕切るような間取りにはできますか?」
営業マン「できますよ!あ、じゃあそういう間取りも出してみましょうか?すぐ出せますんで!」
私たち「じゃあ、お願いします。」
そう言って、営業マンはいったん席を外されました。
その間に、私たち夫婦はテーブルの上に置いてある書類に目を通していました。
妻「なんか、契約とか書いてあるけど…?」
私「ね、びっくりやね!」
書類を読み進めていくと、「仮契約金」という文字が飛び込んできました。
私「何これ…」
妻「え?これ払わなきゃいけないってこと?」
そんなことをひそひそと話しているうちに、営業マンが戻ってきました。
営業マン「こんな感じの間取りもありますけど、どうですか?」
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確かに娘たちの部屋はとなり続きになっていました。
が、先程見せていただいた間取りとは各部屋の配置も広さも全然違いました。
その前に見せていただいた間取りでもピアノ室が「和室」と表記されていたことから、「ああ、これは私たちのために作った間取りではなく、たくさんあるテンプレートのようなものの中から選んで印刷してきたものなんだな」とちょっとがっかりしましたが、土地も決まってないのだからそんなものだよね、と思い直しました。
営業マン「この最初に用意していた間取りですと、例えば土地の値段が○○○○万円だとすると、本体価格、建築費用、諸経費をすべて含めて、△△△△万円になります。いかがですか?」
私たち「思ったより安いですね。」
営業マン「そうですか。よかったです。」
と言って、次の決定的な言葉が飛び出しました。
営業マン「実は、仮契約には、仮契約金100万円が必要なんです。」
私たち「・・・!!」(これ、書類に書いてあるやつだ…)
営業マン「もし仮契約解除するときには、全額お返しいたします。一円も損はさせませんから!安心してください!」
私たち「はあ。」
営業マン「もし、i-smartをご検討いただいているようでしたら、悪い話ではないと思います。全員のお客さんにこのキャンペーンの話をしている訳ではありません。」
営業マン「いかがですか?」
といきなり話を振られました。
私たち「これって今日までなんですか?」
営業マン「そうなんですよ~」
どうしたものかと思い、その書類の内容を改めてじっくりと読み、おかしなことがないかと確認していました。
そこで私が発見したのが、仮契約書の私の苗字の漢字間違い。
私たち「あの…、仮契約書の漢字が間違っているんですが・・・」
※仮契約とはいえ、契約書の苗字の漢字を間違うなんて今考えると信じられないですが、その時は「まあ、よく間違えられるし」みたいな感じで受け流していました・・・これがいけなかった・・・
営業マン「ああ、すみません。ちょっと印刷し直してきますんで、少々お待ちください。」
この間違いを訂正する時間を利用して、夫婦で話し合いました。
妻「聞いとらんよ、こんなお金のこと!」(東日本在住ですが、気持ちが入ると九州弁が出ます)
私「そうやね、いきなりやね、払って大丈夫っちゃか?」
妻「わからん。100万やし。でもこれ払えば安く買えるしね・・・一条工務店にするなら、払っておいた方が得かも。」
私「まあ、一条工務店に決める可能性が一番高そうやしね。解除するときは全部戻ってくるって言いよらしたしね。じゃあ、払うか!」
という話になりました。
この時点では、私たちはほとんど一条工務店で心が決まっていたのだろうと思います。
あと、朝からミサワホームバスツアーに参加し、FP相談でも込み入った話をしていた私たちはとても疲れていて、また、一条工務店で通された部屋が西日の差すとても暑い部屋だったので、正常で冷静な判断ができてなかったのかもしれません・・・
疲れていた上に突然仮契約の話を突き付けられ、頭をフル回転させたせいか、妻は「頭が痛くて吐き気がする・・・」と言っていました。
子供たちも「疲れた、早く帰りたい!」オーラを出していて、早く話を終わらせて帰りたい気持ちになっていました。
今考えたら、それも相手の作戦だったのかもしれません。
営業マンが戻ってきました。
私たち「わかりました。仮契約します。100万円はいつまでにお支払いすればいいですか?」
営業マン「明日の朝でいいですよ!」
私たち「へ?明日の朝?」
この営業マンは、100万円の話を今日初めて私たちに伝えて、明日の朝、100万円を払えと言っているのです。正直、驚きました。これって、普通なのか?初めて家を買うから分からんな。
そうは思いましたが、i-smartはハイスペックで、子供たちも良さげに思っていたので、
私たち「わかりました。明日の朝までにお支払いします。」
営業マン「有難うございます。それではご記入をお願いいたします。」
私たち「(カキカキ)終わりました。」
営業マン「有難うございます!今後とも、末永く、よろしくお願いいたします。」
※この「末永く」という言葉を覚えておいてください。これが2週間後には全く逆の言葉になります。
こうして、私たちは、一条工務店と仮契約を交わしてしまったのです。
その時は、自分たちの行為について疑いを持っていませんでしたが、その後のセキスイハイムの営業さんとのやり取りが、私たちの目を覚まさせてくれたのです。
⇒振り込め○○?に続きます。
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